【徹底解説】オランダワーホリ渡航前の準備②渡航前3〜1ヶ月編

💡この記事はこんな方におすすめ💡
・オランダワーホリを検討している方
・オランダワーホリの準備に困っている方
・オランダワーホリ経験者の声が聞きたい方

前回は、シリーズ第1弾のオランダワーホリ渡航前6〜3ヶ月前にやるべきことを記事にしました。

こちらまだ読んでいない方は、ぜひ参考にしてみてください🔻

今回は、シリーズ第2弾として、オランダワーホリ渡航前3〜1ヶ月前に準備するべきことをシェアしたいと思います。

目次

ワーホリビザ事前登録(1/1 & 4/1)

オランダのワーホリビザ取得までの流れは、ちょっとユニークなので念入りな準備が必要です。

オランダワーホリでは、ビザ申請をする前に、「ビザ申請するための事前登録」が必要になります。

これはオランダ渡航前に行うことになるもので、2024年までは事前登録の受付は4月1日でしたが、2025年からは事前登録の受付が1月1日と4月1日の2回行われるようになりました。

このオランダワーホリビザの事前登録は、オランダ移民局(IND)のウェブサイトからフォーマットに沿ってメールを送る仕組みになっています。

オランダ移民局(IND)のこちらのページから事前登録を行います👇
https://ind.nl/en/residence-permits/au-pair-and-exchange/working-holiday-residence-permit

この事前登録は、かなり競争率が高いので要注意です⚠️

・どれくらい競争率が高いのか
・2025年の事前登録を体験して感じたこと
・2024年までと2025年の事前登録の変更点

などをまとめた記事がこちらになりますので、よろしければ参考にしてみてください🔻

また、ワーホリビザ事前登録の具体的な流れや手順を徹底解説ブログ記事もありますので、詳細はこちらをこちらをご確認ください🔻

戸籍謄本の取得&アポスティーユ認証

※これはオランダワーホリビザ申請に直接関わるものではなく、オランダで住民登録をする際に必要なものになります。

オランダワーホリにおいて、オランダ入国後に手続きしなければならないことが2つあります。

①ワーホリビザ申請
②住民登録(BSN)申請

です。そして、戸籍謄本の取得とアポスティーユ認証は、主に住民登録(BSN)取得の際に必要な書類です。

戸籍謄本の取得とアポスティーユ認証の具体的な手順は以下の通りです🔻

STEP
戸籍謄本を役所またはコンビニ等で取得する(即日〜数日)

まずは戸籍謄本を取得しましょう。戸籍謄本を取得する主な方法は以下の通りです。

1、本籍地がある市区町村の役所で直接申請し取得する(即日発行)
2、マイナンバーカードを利用してコンビニで戸籍謄本を取得する(即日発行)
3、郵送請求で戸籍謄本を取得する(数日で手元に届く)

今ではマイナンバーカードを持っている方も多いので、自宅の近くのコンビニなどで気軽に戸籍謄本が取得できて便利ですね!

コンビニでの戸籍謄本の発行方法はこちら🔻
https://www.lg-waps.go.jp/01-06.html

戸籍抄本ではなく、戸籍謄本が必要なので要注意です。


また、1部だけでは何かあった時に困るので、念のため2〜3部用意するのがおすすめです。

STEP
外務省にアポスティーユ認証の申請をする(1〜2週間)

戸籍謄本を取得したら、今度は戸籍謄本を含めた必要書類を外務省に郵送して、戸籍謄本のアポスティーユ認証をしてもらいます。

アポスティーユ認証とは:
外国で使う公的書類が本物であることを証明する手続き。要は、”この書類は日本政府が認めた本物の書類ですよ”と国際的に証明する仕組み。

<アポスティーユ認証の申請に必要なもの(封筒に入れるもの)>
・外務省への申請書
・戸籍謄本(発行日より3ヶ月以内の原本)
・本人確認書類のコピー(パスポートが確実)
・レターパック(青)など返送用封筒(返送先要記入)

そして、これらの書類の送付先はこちら🔻

【外務本省(東京)】
〒100-8919 東京都千代田区霞が関2-2-1 外務省南庁舎1階
外務省 領事局領事サービスセンター 証明班

【大阪】
〒540-0008 大阪府大阪市中央区大手前4-1-76 大阪合同庁舎第4号館4階
外務省 大阪分室証明班

アポスティーユ認証の詳細や申請書のダウンロード・書き方の例などの詳細はこちら🔻

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000608.html

STEP
アポスティーユ認証付きの戸籍謄本をゲット
しゅんご

僕の場合は、アポスティーユ認証の申請をしてからちょうど1週間後に外務省からアポスティーユ付きの戸籍謄本が届きました。

また、戸籍謄本の取得とアポスティーユ認証の申請時に気をつけるポイントが以下の通りです。

オランダ入国後に使用するアポスティーユ付きの戸籍謄本は、”戸籍謄本の”発行後3ヶ月以内が有効期限なので、なるべく渡航前1ヶ月前くらいに準備するのがおすすめです。

残高証明書の発行

オランダワーホリ申請の際に必要な書類の中に、次のようなものが含まれます🔻

オランダへの往復航空券あるいは、帰国便の航空券が買えるほどの銀行残高証明

おそらく、オランダワーホリで渡航される方のほとんどはオランダまでの片道航空券だけ買う方が多いと思います。
そのため、ご自身の銀行残高証明書を発行しておきましょう。

銀行残高証明書は、英文かつユーロ建てでの証明書が必要です。

各銀行によって残高証明書の発行方法は異なりますが、私が利用している三菱UFJ銀行ではオンラインで残高証明書の発行が可能です。

<残高証明書の発行時のポイント・注意点>
・残高証明はなるべく新しいもの(できれば渡航直前)を発行する
・発行には即日〜数日かかる場合があるのでスケジュールは要注意
・普通預金だけでなく定期預金など複数の口座の残高証明を発行したい場合は窓口案内のみのことがある

収入証明書の発行・作成

※これはオランダワーホリビザ申請に直接関わるものではなく、オランダで住民登録をする際に必要なものになります。

オランダワーホリのビザ申請は、収入証明書はなくても問題ありません。

しかし、オランダで仕事をしたり、銀行口座を開設したり、保険に加入したりする際には住民登録(BRP)というものをする必要があります。

そして、その住民登録(BRP)をするために住居が必要であり、その家探しをする際に支払い能力があることの証明として、収入証明書の提出が求められるケースが多いわけです。

残高証明書だけでもOKな場合もありますが、日本でオランダ渡航直前に退職した方の場合でも用意しておくのがベターです。

実際に収入証明書として用意しておくとおすすめなのは以下の通りです🔻

【会社員の場合】
・給与明細あるいは源泉徴収書
・銀行の入金証明のページ

【フリーランス・個人事業主の場合】
・クライアントに提出した請求書
・クライアントからの報酬が記載された銀行の入金証明のページ
・クライアントとの契約書(要英語翻訳)

私の場合は個人事業主として働いているので、上記の書類を全て1つのPDFにまとめ、紙媒体でもデータでもすぐに送れるような体制を整えていました。

実際、家探しの際にオーナーから求められた書類の中に収入証明書があったので用意してよかったです!

クレジットカード発行(VISA,MASTER)

オランダに住んでみて分かったことの1つが、非常にカード社会であることです。

それもかなり進んでいて、駅構内にある公衆トイレでの支払いさえもクレジットカード・デビットカードのみの決済であるほどです。

そのため、渡航前にクレジットカードとデビットカードの両方を作っておくことをおすすめします。クレジットカード会社はいろいろありますが、オランダやヨーロッパ圏内で主に利用するなら、

VISA、MASTER CARD → ◎
AMERICAN EXPRESS → △
JCB → ×

です。

特にデビットカードはオランダでかなり主流の支払い方法であるため必ず作りましょう。

デビットカードで最もおすすめなのは、以下で紹介するWISEです。

WISE開設

WISEとは、イギリス発の国際送金サービスのことで、旧名「TransferWise(トランスファーワイズ)」としても知られています。現在は170以上の国と50以上の通貨に対応しています。

WISEを利用する最大のメリットであり特徴は、手数料安くスピーディに送金ができることです。

しゅんご

実際にオランダ生活で、レストラン・スーパーマーケット・公衆トイレなどどこでもWISEのデビットカードで支払いが可能で、一度も使えなかった経験がないです。

WISEについての詳しい記事(口座開設方法・送金方法・メリットデメリット・デビットカードの使い方など)は、別の記事でも紹介するのでお楽しみに!

保険加入

オランダに限らず、海外旅行や海外移住などで海外に渡航する時には、必ず保険に加入するようにしましょう。

保険加入については、直接的にオランダワーホリビザ申請に影響がある可能性は低いですが、何かしらの役所手続きで提出が求められる可能性もあります。

オランダ国内の現地保険会社は、住民登録(BRP)をしてBSNナンバーを取得した後じゃないと加入できないため、それ以外の保険会社から選んで加入する必要があります。

しゅんご

私の場合は、CARE CONCEPTという会社が運営している”Care College Comfort health insurance”に、オランダ渡航日から3ヶ月分加入しました。

私がCARE CONCEPTを選んだ主な理由は以下の通りです🔻

・ヨーロッパ発の保険会社であり、オランダ移民局(IND)が定める要件にもマッチする
・保険料が手頃で補償内容もよいのでコスパが優れている
・申し込み方法がシンプルかつ途中解約や延長にも柔軟に対応可能

CARE CONCEPTの保険加入方法やメリットデメリットなど詳しく記載した記事は、別の記事でも書くのでお楽しみに!

マストではないけど準備したこと(準備した方がいいこと)

ここからは、絶対に必要というわけではないけれど、準備しておくとオランダ渡航後の家探しや仕事探しなど、スタートダッシュがうまくいくと思われるものです。

レジュメ・ポートフォリオ作成

これは主に、オランダでの仕事探しの時に必要になるものです。

あらかじめ働きたい業界や職種などを2〜3つに絞っておき、それぞれに合わせたレジュメを作成しましょう。

WEBデザイナーやコンテンツクリエイター・動画編集者などは自分の過去の作品やクライアントワークの実績をまとめたポートフォリオサイトもまとめておくと良いでしょう。

レジュメ・ポートフォリオサイトを作成するときのポイントと注意点>
・英語と日本語の両方を用意すること(現地企業or日系に絞っているならどちらかのみでもOK)
・できれば印刷までしておくこと(オランダは印刷する場所が制限されており、印刷代が高いです)

家探しサイトの閲覧(慣れと相場感)

オランダワーホリや個人事業主ビザなどでオランダ移住を考えている人の1番の壁が、家探しです。

<オランダ移住に向けての家探しの方法>

①渡航前に家を契約する
②渡航後に現地で家探しをして家を契約する

①②それぞれメリット・デメリットがありますが、私の感覚的には②を選択する方が多いです。

いずれにしても、渡航前からオランダの家探しサイトを見て、相場やサイトの見方などを把握しておくことは大事です。

オランダで家探しをする際に主に使われるウェブサイト・サービスはこちら🔻

1. Funda
2. Pararius
3. Kamarnet
4. Facebook Marketplace

現在、絶賛オランダで家探し中なので、近日中にそれぞれの家探しサイトの使い方や家探しの方法などを徹底解説した記事も公開するのでお楽しみに!

Workawayホストファミリー探し

上記でも触れましたが、私たちはオランダでの家探しを、オランダ渡航後に行いました。

オランダ渡航後、ホテルやAirbnbなどに数週間〜数ヶ月泊まりながらその間に家探しをするのが主流です。

しかし、それだと宿泊費だけで数万円は飛んでしまいます😭

そこで私が利用したのが、Workawayというウェブサイトです。

https://www.workaway.info

Workawayは、世界中のホスト(農家、ゲストハウス、個人宅など)に滞在しながら、ボランティアやお手伝いをする代わりに、宿泊場所や食事を提供してもらえるサービスです。

日本ではそんなにメジャーなものでは無いけど、世界的には結構使われていて、160カ国以上で使われていて、50000人のホストが常に登録されています。

要は、ホストファミリーとボランティア希望者のマッチングプラットフォームで、Workawayを使うと、

実質無料でオランダ滞在ができます!

しゅんご

私はオランダでの家が決まるまでの間、Workawayを約1ヶ月間利用してその間宿泊費は無料でした。ホテルに泊まっていたら払っていただろう約10万円ほどは節約できたと思います。

名刺作成

名刺も主にオランダでの仕事探しの際に使うものですが、コミュニティや人脈形成の時にも使えます。

私は、

表面:日本語
裏面:英語

の名刺兼ビジネスカードを作成しました(ちなみにまだ出番はありません笑)。

最近は、低価格で高品質の名刺を作成してくれるサービスもあるので、デザインだけ自分で決めればあとはとても簡単です!

私が利用したのはアクセアです🔻
https://www.accea.co.jp/bizcard_enve

国際免許証の発行

もしオランダで車の運転をしたい、あるいは運転する予定のある方は、事前に国際免許証を発行しましょう。

警察署または運転免許センターで発行可能ですが、個人的には運転免許センターの方が手続きも楽で即日発行してもらえるのでおすすめです。

終わりに

いかがだったでしょうか?

正直、今回準備することは非常に多いですが、同時に最も重要なパートです。

これさえ準備できればもうオランダワーホリ・オランダ移住はもうすぐ!

引き続き頑張っていきましょう😊

それでは、Doei〜!!🇳🇱

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